ごあいさつ

宮川 敬子

WACE日本事務所(WACE Japan)は、長年に亘ってWACEの日本の窓口として、日本における産学連携教育の導入、普及のために海外の先進事例や研究成果などの情報を大学・企業・政府機関などに提供し、WACEと日本の懸け橋としての役割を果たしてきました。

WACEは当初、産学連携教育を主軸とする欧米の高等教育機関が中心となって設立されました。北米では100年の歴史を持つコーオプ教育、イギリスではサンドイッチ教育などのモデルが確立され、その普及と相互交流が主な目的でした。

しかし、近年のトレンドは、確立されたモデルに固執することなく、その国の社会のニーズや教育目標に応じた多様なモデルが開発され実践されるようになりました。また、アジア、アフリカ、南米などの新興国においても、国の成長を担う若者の育成のために産学連携教育が普及し始め、WACEの参加国も57カ国に拡大してきました。WACE会員間では、単に情報交換だけでなく、ノウハウやリソースを共有する国際的な大学間連携が行われるなど、WACEのネットワークの価値が益々高まっています。

産学連携教育の多様化と世界への広がりに呼応して、WACEは世界各国で実施される多様な産学連携教育プログラムをCWIE(Cooperative and Work Integrated Education)と名付け、その推進と質の向上に貢献し続けています。

日本においては、平成9年に当時の文部省、通商産業省、労働省によって作成された『インターンシップの推進にあたっての基本的な考え方』が平成26年4月に改定され、大学や産業の国際競争力強化の観点からも、産学連携教育への期待が高まっています。異なる文化、環境の中でも、自ら考え行動し、成果をあげられる人材が今まで以上に求められています。

WACE Japan は日本の産学連携教育の推進のキーワードを、「産業界との連携強化」「多様性と質の向上」「国際化」「参加学生の拡大」と捉え、WACEネットワーク下の大学等と企業と日本のステークスホルダーが繋がり、協働して、共通の目標である次世代の人材育成に邁進できるよう支援して参ります。

宮川敬子
WACE日本事務所 代表
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